背中痛とは

背中の痛みで最も多いのは、筋肉疲労による痛みの筋肉痛です。
背中の痛みの原因は、立ちっぱなしの仕事やパソコンの操作など一定の姿勢を続けている事、激しい運動、姿勢が悪い事が考えられます。
背中の痛い所をマッサージして痛みが緩和したり、短期間で痛みが静まるのであれば、ただの筋肉痛なので心配は不要です。
背中の痛みには様々な原因があります。骨の異常・筋肉疲労・内臓疾患などはもちろん、年齢や性別、痛み具合によって背中の痛みには様々の原因や症状があります。
まず通常の筋肉疲労は、整体や入浴、マッサージ、湿布等を行い筋肉の疲労を取る事でなくなります。
骨の病気で可能性があるのは、「骨粗しょう症」「椎間板ヘルニア」「変形性脊椎症」です。骨の病気に関しては、背中のどの位置が痛くなるかは人よって相違がでます。
内臓疾患で可能性があるのは、腎盂腎炎、腎臓ガン、肝炎、肝硬変、肝臓ガン、急性膵臓炎、慢性膵臓炎、膵臓ガン、胆石、急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎、胆嚢ガン、胃潰瘍、十二脂腸潰瘍、胃ガンなどです。
内臓疾患では、腎臓系は背中の片側どちらかの下部が痛みます。
肝臓系は背中の右側のみが痛みます。
膵臓系は、急性膵臓炎は背中のちょうど真ん中辺り、慢性膵臓炎は左側のみが痛みます。胆嚢系は、右側の背中から肩に掛けて痛みます。
消化器系は、潰瘍ができる場所によって痛む位置が変わってきます。

当院では背中痛の方の施療の前の問診を重視しています。イスに一日中腰掛けたままのお仕事や一定の姿勢を保つ必要のあるスポーツや舞踊や園芸などの趣味のことなども、お話をお聞きし、施療の方針を決めさせて頂いています。